CAM-POSTトップページへ | 前へ | 次へ

■ CAD/CAMシステムのインターフェイス

CAM-POSTには、CATIA V4/5、UNIGRAPHICS NX、Pro/ENGINEER、MASTERCAM、CADDS 5 NC、CIMATRON、I-DEAS Masterシリーズ、SDRC/CAMAX、INTERGRAPH、SurfCAM、PowerMill、PATHTRACEなど、現在、製造業界で使用されている主要なCAD/CAMシステムやAPTシステムとのインターフェイスが標準装備されています。

一般に、市販されているCAD/CAMシステムやAPTシステムは、ANSI-APTに準拠したCLレコードを出力しますが、それらには、多かれ少なかれ方言が含まれています。例えば、オプションの指定順序が標準とは異なっていたり、パラメータに対応するキーワードが欠落していたり、余分なキーワードやパラメータが付加されている場合があります。

例えば、工具径補正を指示するために、CUTCOM/LEFT, 5 というレコードがCLファイル中に出現することがありますが、これは、OSETNO というキーワード(マイナーワード)が欠落しているため、ANSIの規格に合っていません(その結果、シンタックス エラーが発生します)。
CAM-POSTでは、これらの方言を標準語に読み替えるためのインターフェイスを提供することで、ユーザーサイドでは、常に標準仕様のCLファイルに対するポストプロセッサを開発することを可能にしています。

上記の例では、インターフェイスがこのレコードにキーワード OSETNO を追加し、CUTCOM/LEFT, OSETNO, 5 という正しいシンタックスを持ったレコードに読み替えます。

このインターフェイスの主要な構成要素は、各CAD/CAMシステムやAPTシステムごとに異なるマクロで提供されていますが、これらのマクロは、ポストプロセッサの情報とは切り離して管理されているため、開発したポストプロセッサを変更することなく、インターフェイスだけを切り替えて、異なるCAD/CAMシステムやAPTシステムに対して、同じポストプロセッサを適用することができます。

注:CATIA V4/5、UNIGRAPHICS NX、Pro/ENGINEER、MASTERCAM、CADDS 5 NC、CIMATRON、I-DEAS Masterシリーズ、SDRC/CAMAX、INTERGRAPH、SurfCAM、PowerMill、PATHTRACEは、それぞれの会社の商標あるいは登録商標です。

CAM-POSTトップページへ | 前へ | 次へ