CAM-POSTには、これまでに説明したカスタマイズ機能の他に、さらに高度なポストプロセシングを求めるユーザーに対して、次のような機能を用意しています。
- インサートファイル
特定のAPT準拠ファイルをCLファイルの先頭部分に挿入し、そのファイルに記載されているレコードをCLファイル中のレコードとしてポスト処理します。
このインサートファイルでは、CLファイルに欠落してるコマンド(例えば、UNITS/MMなど)を挿入したり、同義語を定義するSYNコマンドを使って、コメントとして出力されているCLレコードから必要な情報を取り出すことによって、CAD/CAMシステムが正規にサポートしていない情報を使ってポスト処理することもできます。
- ワードファイル
CAM-POSTが標準的にサポートしているISO規格のメジャーあるいはマイナーワードに加えて、上流のCAD/CAMシステム固有のワードやユーザー独自のワードを追加することができます。
これらのワードに対応する動作は、マクロを使って定義します。 この例では、MYCMDというユーザー定義コマンドを追加しようとしています。メジャーワード: APTコマンド、APTワード、ポストプロセッサワードなどとも呼ばれています。CLファイル中のコマンドのことです。
マイナーワード: コマンドのパラメータ部に記述されるキーワードのことです。